kurenaidan30.gif kurenaidan-11.gif
 ▲トップページ著作権とリンクについてメール

最終更新日:2006年2月21日


●藪蕎麦 藪睦会を巡る
  初版2002年4月6日 二版2004年10月12日上野藪蕎麦追加 <V01L02>.

<上野藪蕎麦> 04/10/12上野藪蕎麦追加
 藪御三家ではありませんが、「連雀町藪蕎麦(現在の神田藪蕎麦)」から明治23年に初めて暖簾分けされたお店が「上野藪蕎麦」です。××藪蕎麦は親類縁者しか名乗れませんので当初は「藪安」の名称でお店を開いていました。昭和30年代の地図を見ると「藪安」と書かれていますので、上野藪蕎麦の名称になったのは相当新しいとおもわれます。車だったので”熱燗”が飲めませんでした。蕎麦と熱燗の関係は大切です。今回は蕎麦だけを食べましたので、別途、お酒も含めてコメントしたいとおもいます。今回はせいろの写真を掲載しておきます。

右の写真は”上野藪蕎麦”です。上野駅前のマルイシティのビルの裏手になります。何時も混んでいますので、時間を見て行かれるといいとおもいます。

hamacho-yabu1w.jpg<浜町藪そば>
 中央区浜町の明治座前の交差点を甘酒横町の方に少し歩いた(80mほどです)左側にあります。ビルの一階で、かんだ藪蕎麦や並木藪蕎麦のような”これぞ藪蕎麦”という雰囲気はありませんが、なにか趣がやっぱり藪蕎麦なんですね。どうしてでしょう、お店に入る前から藪なんです。お店に入るとこれもやっぱり藪に入ったとわかるんです。たのむのはいつも”せいろ”なんですがでも今日は大盛でした。”お品がき”はこんなものです。ここのお店はそばとそば汁が繊細で(並木藪蕎麦が大胆だとすると)そばを楽しませてくれます。食べる楽しみがある蕎麦でした。美味しかった。

左の写真は”浜町藪そば”です。明治座のすぐそばにあり、人形町と隅田川に挟まれたところで、なんともいい場所にあります。戦前は浜町公園の横にありました。地図は「蕎麦屋を歩く よし田編」を参照して下さい。

kagocho-yabu11w.jpg<駕籠町藪そば>
 白山通り と不忍通りの交差点から白山の方に少し戻った左側にあります。写真の通り”洋服の青山”の側なのですぐにわかります。「駕籠町藪そば」は50年ほど前に「かんだ藪蕎麦」から暖簾分けしてできたお店だそうです(戦後まもなくですね)。「かんだ藪蕎麦」とはとくに縁戚関係はないそうですが、藪睦会のなかでは相当古い方ではないかと思います。私の仕事関係の会社が近くにあるのでときどきお邪魔するのですが、いつも”大もり”ばかりたのんでいます。ねぎとわさびの他に大根おろしが付いていて、これがまた味を引き立てます。何回食べても飽きさせない蕎麦でした。ここも美味しかった。値段は”御品書”を見てください。

右の写真が”駕籠町藪そば”です。都営三田線の千石駅の丁度真上で交通の便はいいのですが、白山通りが広ずぎて人通りが分断されており、いまいち人が多くありません。

azumabashi-yabu1w.jpg<吾妻橋やぶそば>
 雷門から隅田川にかかる吾妻橋を渡り、アサヒビールを左にみて浅草満願堂(芋きんつば)の前を通って少し歩くと左側に「吾妻橋やぶそば」があります。吾妻橋一丁目の交差点のすぐ手前です。途中に美味しそうなお店がたくさんあるので誘惑に負けずに頑張りましょう。このお店は「並木藪そば」の側だからかどうか分かりませんが、とにかく汁が辛いです。藪そばは何処に行っても”大もり”(このお店は”せいろう”です)しか頼みません。そばの太さと出汁の付けぐわいが味の決めてです。下町のやぶそばなので価格もリーズナブルなものでした。この価格で美味しいそばをだすのは大変だと思います。正確な価格は”おしな書”を見てください。

左の写真が”吾妻橋やぶそば”です。交差点の側でちょっと騒がしいのですが交通の便が良いところにあります。

藪蕎麦の系列のお店で「藪睦会」が結成されています。東京では、かんだ藪蕎麦、並木藪蕎麦、京橋藪伊豆、浜町藪そば等30店位のお店が参加されているようです。順次紹介していきたいと思います。
 ▲トップページページ先頭 著作権とリンクについてメール