今週は仕事で上田を訪ねたついでに池波正太郎が紹介するそば屋を歩いてみました。信州は何処に行っても蕎麦屋がありますので昼食には困りませんね。昼と夕方二軒、蕎麦屋を歩いてしまいました。それにしても美味しかったです。
<池波正太郎の紹介する刀屋>
かなり有名なので私が紹介するほどでもありませんが、信州、上田の刀屋です。「…上田へはじめて行き、五目ほど滞在したときに 〔刀屋〕 の蕎麦を、これもはじめて口にした。 東京では口にすることのできぬ、本物の手打ちだ。 私は先ず、その蕎麦切りの手練のほどにびっくりした。 いまも老主人が蕎麦を切っているが、一種の 〔名人芸〕 だろう。 信州の真田藩をテーマにした小説をいくつも書いてきた私は、いま〔真田太平記〕という六年がかりの長篇を週刊誌に連載しているが、そうなると、どうしても上田へは何度も足を運ぶことになってきて、刀屋の蕎麦とも、すっかりなじみになってしまった。…」。これは池波正太郎の「散歩のとき何か食べたくなって」の”信州ところどころ”に出てくる蕎麦屋さんです。
★左上の写真が刀屋さんです。上田駅から徒歩15分位です。上田には蕎麦屋が数十軒ありますが、非常にレベルの高い蕎麦屋さんばかりですので、他の蕎麦屋さんでもそんなに当たり外れはないとおもいます。
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