<「水木しげる伝」講談社漫画文庫>
水木しげるさんの本は漫画、エッセイ、自伝も含めて数多く出版されています。今回は特に自伝を中心に4冊の本を読んでみました。一番頼りになるのが講談社漫画文庫の「水木しげる伝」上、中、下の三巻です。特に下巻には”水木しげる詳細年譜
2004年12月、関東水木会・平林重雄編が掲載されています。
水木しげるさんの「水木しげる伝」、から”水木しげる詳細年譜(水木しげる伝 下 掲載)
2004年12月、関東水木会・平林重雄編です。
「昭和24年27歳(1949年)
アパートを買う
…
東京の生活を整理して引き払う。郷里の途中でたまたま一泊した神戸の安宿の女主人が「この家を買わないか」と持ちかけてきた。二階建て十室の安普請のアパートで100万円の借金付だが頭金20万円でとの話で月賦で買うことにする。管理人として父を呼ぶ、父は巣鴨プリズンに入っている兄の嫁を連れてくる。少しして弟も神戸の会社に勤めることとなり同居することになる。…」
★上の本は講談社漫画文庫の「水木しげる伝」下巻です。講談社漫画文庫の「水木しげる伝」上、中、下の三巻は元々は2001年発行の「ボクの一生はげげげの楽園だ」を改題したものです。水木しげるさんが79歳の時に描かれたものです。下巻の最後に関東水木会・平林重雄編の水木しげる詳細年譜が掲載されています。
【水木 しげる(みずき しげる、本名:武良 茂(むら しげる)、大正11年(1922)3月8日 - )】
大正11年(1922)生れ。鳥取県境港で育つ。太平洋戦争時、激戦地であるラバウルに出征し、爆撃を受け左腕を失う。復員後、紙芝居画家となり、貸本マンガを経て漫画家となる。
昭和40年(1965)、「別冊少年マガジン」に発表した『テレビくん』で第6回講談社児童まんが賞を受賞。代表作に『ゲゲゲの鬼太郎』、『河童の三平』、『悪魔くん』などがある。平成3年(1991)、紫綬褒章受章。
1996年、日本漫画家協会文部大臣賞を受賞する。 2003年、旭日小綬章を受章。同年3月、故郷である境港市に水木しげる記念館か開館した。(新潮文庫より)