先週に引き続いて村上春樹の「村上朝日堂」を参考にしながら”村上春樹風「お正月の過ごし方」”の第二回目として「元日の過ごし方」をお届けします。村上春樹の「スルメジャコフ対織田信長家臣団」の中でも、「こんにちは。僕も学生時代に冬休みのあいだほとんど毎日(大晦日も正月も出て)働いてもらったバイトの給料を、そっくりそのまま落としてしまったことがあります。そういうのって、ほんとに悲しいですよね。…僕のところに来てくれたら、僕だって負けず劣らずアホでエッチな冗談をいっぱい言ってあげたんですが…」、などど書いています。”国分寺でお金のないころに三万円拾った”と読んだ覚えがありますが、お金を落としたこともあるのですね、話題の多いお正月です。
<外苑の銀杏並木> 寒い冬の朝、神宮外苑の銀杏並木を白い息を吐きながら歩くのはなんともいえませんね。夜を過ごした二人が歩くのならなお最高です。村上春樹は「村上朝日堂」のなかで「…元旦になると早起きして赤坂まで歩く。このへんの雰囲気がとても良い。町がしーんとして、広い通りもがらんとしている。空気がぴりっとしていて、肌がちくちくする。…」、と書いています。この雰囲気は歩いたことのある人でないと分からないとおもいます。だれか二人で歩いてくれる人はいないかな〜……(ため息です!!)
★左の写真が神宮外苑の銀杏並木です。青山通りから絵画館方向を撮影しました。銀杏並木の間に見えるのが絵画館です。
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