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最終更新日:2006年5月7日

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●《村上春樹の世界》大磯を歩く 2002年6月1日 V02L02

 今週は村上春樹の大磯を歩いてみたいと思います。村上春樹は 昭和60年一度東京の千駄ヶ谷に戻りますがすぐに大磯に一軒家をかまえます。この頃から海外で長期間滞在することが多くなります。

<千駄ヶ谷のマンション(推定)>
 どういう訳か鵠沼海岸でのサーフィンをあきらめて渋谷区千駄ヶ谷のマンションに戻ります。海外での滞在が多くなってきたせいか、昭和60年頃からはあまり自宅について語らなくなってきます。この頃の千駄ヶ谷についてはまったくと言っていいほど語っていません。「夢のサーフシティー」だったと思うのですが「バスは大変ですね。僕はときどき「新宿伊勢丹前」から「千駄ヶ谷小学校前」までバスに乗るんですが…」と書いてありました。書かれた時期が分からず、あまり参考になりません。とある本に住所が書いてあったので気がついた程度でした。

左上の写真が千駄ヶ谷のマンションです。「ピーター・キャット」を千駄ヶ谷に移した頃に住んでいたブリンス・ビラのすぐ側です。いつ頃から借りられているのか、又は購入されたかはまったく分かりません。住んでいたことだけは確かですので、推定とさせて戴きます。(個人の住宅ですので住所は控えさせて戴きます)

和  暦

西暦

年    表

年齢

村上春樹、大磯を歩く

作  品

昭和60年
1985
石川達三死去
夏目雅子死去
36
渋谷区千駄ヶ谷に転居
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」で第21回谷崎潤一郎賞を受賞
 
昭和61年
1986
チェルノブイリ原発事故
37
神奈川県大磯町に転居  
昭和62年
1987
国鉄分割民営化
38
  ノルウェイの森
平成7年
1995
兵庫県南部地震
地下鉄サリン事件
46
神戸の地震のため両親は京都へ転居  
平成11年
1999
 
50 
千駄ヶ谷のピーター・キャット無くなる  
平成12年
2000
 
51
大磯内で転居  

<大磯の初めの住居(旧宅)>
 千駄ヶ谷のマンションから大磯の一戸建て住宅に移ります。「村上朝日堂 スメルジャコフ対織田信長家臣団」のホームページなかで大磯に引っ越してきたことを書いています。こんにちは。僕は大磯に越してきてもう13年くらいになります。その頃に比べると、本当に環境が変わってしまいました。家も増えたし、車も増えました。緑も減ってしまいました。もっとも僕も、古い大きな屋敷のあとが分割されたところに家を建てましたので、そういう文句は偉そうに言えないのですが。」。昔から小説家は本が売れてだしてお金が入ってくるようになると、鎌倉や茅ヶ崎、大磯、伊豆等に住いを求めますね。東京の成城辺りよりも、大磯辺りの方が静かな環境でいいのでしょうか。

左上の写真が大磯での村上春樹の最初の住居だと思います(今回も推定です)。二階建てで白壁がとても綺麗なお宅です。平成12年に転居していますので建て直してはいないようなのでそのままだと思います。JR大磯駅から少し西に歩いた山側にあります。道路から少し入ったところにありますので場所はほとんど分からないと思います(個人の住宅ですので住所は控えさせて戴きます)。何十年後は、村上春樹の住居として保存運動が起ったりして!!

【大磯地図】←クリックすると地図がでます。


<船橋屋>
 大磯のお店については船橋屋さんをあちこちの本に書いています。 「神奈川県大磯の国道沿いにある「船橋屋」というお煎餅屋さんの柿ピーは、なかなかおいしいですよ。柿の種のつやがよくて、ピーナッツが香ばしく新鮮です。ぽりぽり。」、他には「村上ラヂオ」の中で”柿ピー問題は根が深い”と書いています。「…柿の種が漫才でいう「つっこみ」なら、ピーナッツ」は「ぼけ」にあたるわけだけど、ピーナッツにはピーナッツの洞察があり、人柄があり、ただの頷き役では終わっていないところがよい。…」とか書いています。この”柿ピー問題”のところは大変面白くて、一夫一妻制まで波及しますので、ぜひとも読んでみてください。

右上の写真が船橋屋さんの柿ピーです。私は「柿の種」と「ピーナッツ」を別々に買って、自分の好みでブレンドして食べています。ピールのつまみではこの柿の種とピーナッツの割合が大切です。船橋屋さんでは「柿の種」は200円/100g、「ピーナッツ」は300円/100gでバラバラでも売っています。当然セット商品の「柿ピー」も売っています。

【大磯地図】←クリックすると地図がでます。

<大磯での転居後の住居>
 2000年に大磯の中で転居します。新居のことでは無いのですが、村上春樹は「夢のサーフシティ」の中で車と大磯のことを書いています「…屋根のないアルファロメオに「湘南」ナンバーをつけていると、気分は夏です。…茅ヶ崎から葉山というのは、たしかに「加山雄三」的湘南の正統的な定義でしょう。平塚も、一部は湘南に入れていいような気がします。大磯は、僕の感覚からすると、べつに湘南じゃなくてもいいですね。どっちかというと、小田原の文化圏に近いですから。僕は一時期、藤沢の鵠沼に住んでいましたが、夏はむちゃくちゃ車が混むし、なんか住みにくかったです。大磯のほうがのんびりしていて(ラブホテルもパチンコ屋もない)、僕は好きです。…」。湘南ナンバーのアルファロメオを見たら村上春樹が運転しているか確認しましょう!

左上の写真が大磯で二軒目のお宅です。山の中腹にあり相模湾が見えるのではないかと思います。現在はここには住まわれていないようですが、表札は村上となっています。表札に書かれていることがなかなか面白いです(ワインのことだと思うのですが、外れていたら御免なさい)。海外に行かれていることが多いと思いますが、日本に戻られたときも南青山のマンションに戻られることが多くて、大磯までは戻って来られていないようです。

<すとれんじふるーつ>
 大磯のジャズスペースです。村上春樹の中では一切でてきませんがこのお店の中では 村上春樹が時々来ていたと有名になっていました。私は残念ながら入ったことはないのですが、ライブスペースとしてはかなり有名です。もともとは鶴巻温泉でジャズ喫茶としてお店を開いていたのをこちらに移って来られたそうです。

右上の写真がジャズスペース「すとれんじふるーつ」さんです。国道沿いにあり、大磯駅からは徒歩10分位です。

【大磯地図】←クリックすると地図がでます。

 ここで《村上春樹の世界》は一度お休みします。再開をご期待ください。

【お店の住所】

・船橋屋:神奈川県中郡大磯町大磯1035 電話 0463-61-1316
・大磯すとれんじふるーつ:神奈川県中郡大磯町東小磯151 電話 0463-61-7338

【参考文献】
・風の歌を聴け:村上春樹、講談社文庫
・1973年のピンボール:村上春樹、講談社文庫
・羊をめぐる冒険(上、下):村上春樹、講談社文庫
・世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(上、下):村上春樹、新潮文庫
・ダンス・ダンス・ダンス:村上春樹、講談社文庫
・ノルウェイの森(上、下):村上春樹、講談社文庫
・さらば国分寺書店のオババ:椎名誠、新潮文庫
・村上朝日堂:村上春樹、新潮文庫
・村上朝日堂の逆襲:村上春樹、新潮文庫
・村上朝日堂はいかにして鍛えられたか:村上春樹、新潮文庫
・村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた:村上春樹、新潮文庫
・村上朝日堂 はいほー!:村上春樹、新潮文庫
・辺境・近境:村上春樹、新潮文庫
・夢のサーフシティー(CD−ROM版):村上春樹、朝日新聞
・スメルジャコフ対織田信長家臣団(CD−ROM版):村上春樹、朝日新聞
・村上春樹スタディーズ(01−05):栗坪良樹、拓植光彦、若草書房
・イエローページ 村上春樹:加藤典洋、荒地出版
・イアン・ブマルの日本探訪:イアン・ブルマ(石井信平訳)、TBSブリタニカ
・村上春樹の世界(東京偏1968−1997):ゼスト
・村上春樹を歩く:浦澄彬、彩流社
・村上春樹と日本の「記憶」:井上義夫、新潮社
・象が平原に還った日:久居つばき、新潮社
・ねじまき鳥の探し方:久居つばき、太田出版
・ノンフィクションと華麗な虚偽:久居つばき、マガジンハウス
・ユリイカ 総特集 村上春樹を読む:青土社
・B級BANANA:吉本ばなな、角川文庫
 

 
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