< 西宮神社>
村上春樹は「辺境・近境」ではまず阪神電鉄の西宮駅に降り立ちます。「ゴム底のウォーキング・シューズをはき、ノートと小さなカメラをショルダー・バッグに入れ、阪神西宮駅で降りて、そこを出発点として西に向かってゆっくりと歩き始める。サングラスが必要なほどの好天気だった。まず南口にある商店街を抜ける。小学生の頃、自転車に乗ってよくここまで買い物に来た。……商店街を抜けて通りを渡ると、そこには西宮の戎神社がある。……子供の頃よく小海老釣りをした他の古い石橋は(紐をつけた空き瓶にうどん粉の餌を入れて水の中に落としておくと、小海老が入ってくる。適当にそれを引き上げる。簡単だ)…」とあります。
★左の写真が西宮神社です。関西では親しみをこめて「えべっさん」といいます。お祭りは正月が終わった1月10日で十日戎と呼ばれています。村上春樹がよく通った 西宮駅(現在は高架になっている)や 南口商店街と小海老を釣って遊んだ西宮神社の石橋の写真をリンクしておきます。 |