<an・an 1983年7・8特別号「男と京都へ」> 2006年6月17日追加
探していた雑誌がようやく見つかりました。この雑誌の中に村上春樹が京都について書いています。タイトルは、「いま京都へ行くんだったら、すぐ山奥に入りこんでしまうほうがいい。ゆっくり、おいしいものでも食べながら。」、と書いており、京都については否定的に書いています。この後に「阿美寮」に関係することが書かれていました。「…女の子とデートするときは、京都へ出かけてました。銀閣寺から疎水の道を歩くのがデートコース。昔は何もなかったし、最後に動物園に寄るんだけどへ入場料が45円くらいだったかな。ここも良かったね。今の京都の市内だったら、蹴上の都ホテルのあたりは良いですね。昔とあまり変わってない感じだし、特に山ぞいの風景が好きですよ。それと食べものの問題。もともと懐石風のものは好きじゃないんですけどね、 …… 今年も5月に鞍馬の先、大悲山のほうへ行ってきたんです。摘み草料理で名の通った旅館、『美山荘』に泊まって。山菜を食べたくなって出かけたんだけど、おいしかったですよ。3年位前には暮から正月にかけて貴船の旅館『ふじや』でのんびり…」。鞍馬の先の大悲山にある『美山荘』が書かれています。やっぱり美山荘に泊まったことがあったようです。「ノルウェイの森」が書かれたのが1987年、「蛍・納屋を焼く」が1984年ですから、これで「阿美寮」は『美山荘』できまりです!!
★左の写真が1983年7・8月特別号のan・anです。京都特集で「男と京都へ」、凄いタイトルですね!!
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